Groupモジュール
会社組織を例にしたアクセス権限管理
Groupモジュールの基本概念
Groupモジュールは、Drupalの標準的なユーザーロールとは別に、より柔軟なアクセス権限管理を可能にする拡張機能です。特定のユーザーを「グループ」にまとめ、そのグループに対してコンテンツの閲覧、作成、編集といった細かな権限を付与することができます。
- 柔軟な権限管理
- コンテンツの所属設定
- ユーザーの複数グループ所属
- グループの階層化
グループ
(例:部署、プロジェクトチーム)
コンテンツ
(例:機密文書、報告書)
ユーザー
(例:社員、役員)
会社組織への適用例
ユーザー:山田さん
(営業部の社員)
グループ:営業部
(コンテンツ閲覧権限:〇)
コンテンツ:営業資料
(コンテンツ作成・編集権限:〇)
➡ 山田さんは「営業部」グループに所属しているため、「営業資料」を閲覧・編集できます。
ユーザー:田中さん
(開発部の社員)
グループ:開発部
(コンテンツ閲覧権限:〇)
コンテンツ:開発ドキュメント
(コンテンツ作成・編集権限:〇)
➡ 田中さんは「開発部」グループに所属しているため、「開発ドキュメント」を閲覧・編集できます。
ユーザー:佐藤さん
(広報部の社員)
グループ:広報部
(コンテンツ閲覧権限:〇)
コンテンツ:プレスリリース
(コンテンツ作成・編集権限:〇)
➡ 佐藤さんは「広報部」グループに所属しているため、「プレスリリース」を閲覧・編集できます。
アクセス不可のケース
ユーザー:田中さん
(開発部の社員)
グループ:営業部
(コンテンツ閲覧権限:〇)
コンテンツ:営業資料
(コンテンツ作成・編集権限:〇)
➡ 田中さんは「営業部」グループに所属していないため、「営業資料」にはアクセスできません。